これまでパソコン上の情報を暗号化し身代金を請求する“ランサムウェア”は主に企業をターゲットとしてきました。しかしながら最近では個人をターゲットにしたランサムウェアが猛威を振るっているようです。
ランサムウェアは企パソコンの情報などを暗号化し、その暗号化を解く秘密キーと引き換えに数万円から数十億円の暗号通貨を要求する悪意あるソフトウェアです。また同時に暗号化されたデータを盗み出し、身代金が支払わなければダークウェブと呼ばれるアングラサイトへの情報拡散などを行うと脅します。
近年、急速にこの手の被害が拡大しており、特に日本は主要先進15か国のうち一番被害が大きいとされています。
さて、このランサムウェアが企業だけでなく個人もターゲットに拡散されている事で対策が求められています。ランサムウェアの被害に遭わない為には、
・すべてのソフトウェアを最新版にアップデートする
・違法な海賊版ソフトウェアをダウンロードしない
・Webブラウザに悪質なコンテンツをブロックできるプラグインを導入する
・予期しないまたは不審な電子メールの添付ファイルを開かない
・リンクをクリックする前にマウスホバーしてURLを確認する
といった点に注意していただきたいと思います。また、
“身代金を払ったとしても決して解錠キーは渡してくれない”
“泥棒に追い銭”
であることも忘れずに。