近未来が迫ってきた

 また一歩、SFの世界が近づいてきました。

 世界的に有名なアニメーション「攻殻機動隊」などではデータはブロック画像(アイキャッチ&下部動画参照)化しており、わずかなスペースに膨大な情報が詰め込まれています。また暗号化キーでしか読み取ることができず秘匿性の高いものとされています。QRコードはご存じかと思いますが、あれの超巨大版でなおかつセキュリティが高いものと思っていただければ概念に近づけると思います。

 これまでもQRコードなどを使って同様の試みがされてきましたが、ついにそれを動画で行う方が現れました。

Photo&Video|HistidineDwarfさんのYouTubeより

 これは2D情報化されたデータを動画に編集し高速に切り替えることで一連のデータとして保存する方法だそうです。目からウロコです。これに近いことは考えていましたが実際に開発される方がいらっしゃるとは。

 この技術は投稿者が開発したISG(Infinite-Storage-Glitch)と言う技術だそうで、元のデータをバイナリー(2進法:画像の黒と白に当たる)化し、2×2のブロックにして並べ高速に切り替えています。元のデータの変換をISGで行い圧縮・解凍させる技術です。これをYouTubeにアップロードしているのですが、これにより遠隔地にデータの高速受け渡しが可能になるそうです。

 YouTubeの利用規約に抵触する可能性もあるそうなのですが、実質無制限でストレージを使い放題と言う着眼点には驚きを隠せません。いやぁ、世の中にはすごいことを思いつく人がいるもんだ。

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