古民家補修工事

 真備町にある築150年ほどの古民家の補修工事を行いました。平成前期に大規模改修工事を行ってはいたものの経年劣化や裏が山林と言う環境もあり、虫害や腐朽菌による被害に度々手を入れる必要があります。今回は上り口が大きく落ち込んできました。

 畳を剥ぐって潜ってみると、大黒柱に繋がる土台と根太の一部が腐朽菌により先端が朽ちていました。一先ず応急措置として土台を油圧ジャッキで持ち上げ腐れ止め剤を塗布し束を金具と木材で補強しました。原因の一つにタイル張りの土間では十分な湿度対策ができないので、今後、強制換気や防湿シート等で対応する予定です。

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